タイヤは空気圧を変えることでレーシングカートのハンドリングに大きな影響を与える。低めの空気圧は、発熱まで時間がかかるものの接地面積を広げグリップを高める。高めの空気圧は、サイドウォールをゆがめ、グリップ感を硬いものにするが発熱には時間がかからない。
フレームセッティングにおいては、コーナリング時のリアの適切なリフトアップをひきおこすために、フレキシビリティー(フレームのしなり)をどの程度必要とするかが重要なポイントとなる。
気温が 高い時には、タイヤは常温でも温まっており発熱しすぎる可能性があるので、空気圧は下げたほうがよい。もちろん、逆に気温が低い時には、タイヤを発熱させる為に空気圧は高めにするのがよい。
レーシングカートの挙動が安定しない時、オーバーステアな時は、リアの空気圧を下げる。空気圧を下げることによってサイドウォールを柔らかくしタイヤのグリップを上げることができるからである。リアタイヤのグリップを上げればオーバーステアは減少する。気をつけなければならないのは、ハンドリング(アンダーステア、オーバーステア)の調整のために、空気圧でセッティングする場合は、リアのタイヤのみで行う方がよい。フロントの空気圧はステアリングの応答性(レスポンス)にもっとも重点を置くべきで、ステアリングレスポンスを犠牲にして解決するのは勧められない。
コンパウンドが固めの時や劣化している時は、空気圧を高めるのがいい。空気圧を上げることでタイヤの発熱を促し、グリップ力を上げることができるからだ。